サプライチェーン部門 部門長
社歴 21年
(5年間のシンガポール勤務を含む)
21年前に日本企業から転職
5年間のシンガポール勤務を経て、 再び日本で新しいチャレンジに
30代の初めに日本企業から転職してもう21年になります。当時の日本企業では、横並び主義が強く、同期入社であれば同じようなタイミングで昇格して同じような処遇を受けるということがありました。また前職は大手企業だったため、課長のための仕事、部長のための仕事、というように、多くのレイヤーのために余計な仕事があると感じ、もっといろいろなチャレンジをして、成果を出し、成果に見合う処遇を与えられる場所で働きたいと考えてモンデリーズに入社しました。
実際に入社してみると、外資の日本法人ということで、日本企業にはないレイヤーや制約も確かにありますが、年齢や経験よりも、実力、成果をシビアに見てもらい、成果を出せばさらなるチャンスがある環境でした。私は研究開発部門に所属し、グローバルの技術を用いたガム製品を日本で発売するプロジェクトのリーダーを任されることになりました。実はその頃の私は英語は全然ダメで(笑)、学ぼうという気持ちはあったのですが、プロジェクトのすべてを英語でリードしなければいけない状況に置かれ、会議のたびにかなりの時間をかけて念入りに準備して臨みました。モンデリーズには、成長したい人を応援する地盤があり、トレーニングプログラムや日々の業務を通じて学ぶ機会に恵まれていると思います。できないと思ったことも、やってみればなんとかでき、苦労も満足感に変わりました。たくさんのチャレンジを繰り返したことで、苦労することも成功への過程としてポジティブに受け止められるようになりました。
その後、グローバル規模の組織変更により日本を含む複数の研究開発拠点が閉鎖され、私が担当していた業務もシンガポールに新設されたテクニカルセンターに移管され、私がガムチームのリーダーとして赴任することになり、私が採用した7つの国の出身の13人のメンバーとともに、ガムの研究開発に携わりました。カルチャーの違いを乗り越え、製品を供給する国の消費者理解を深めながら、よりよい製品を作るために、日々たくさんのことを学びながら、ひとつひとつチャレンジを乗り越えていきました。家族も一緒に赴任しましたので、娘にとっても、海外で生活する貴重な経験となりました。
5年間のシンガポールを経て、4年前に、サプライチェーン部門の部門長としてモンデリーズ・ジャパンに戻り、現在に至ります。長年手掛けていた研究開発の仕事はトライ&エラーで、新しいものを生み出すクリエイティブな仕事、サプライチェーンは、決められた規格に収まる製品を、決められたコスト内で製造し、決められた期日までに間違いなく確実に製品を納品するという仕事で大きく異なります。しかし、しっかりした基盤があってこそ私たちのビジネスが成り立つわけで、今はこの仕事にやりがいを感じ、着実に目標を達成するように日々努力しています。モンデリーズでは、結果を出すことが必要で、適度なプレッシャーがありますが、結果の導き方は人それぞれです。働く場所についても、毎日出社する人もいれば、在宅勤務を多く取り入れている人もいます。このように自分のスタイルで働くことができる環境はなかなかないのではないかと思います。また、グローバルの様々なリーダーと仕事をするので、こういうリーダーになりたいというリーダー像を学ぶ機会にも恵まれています。モンデリーズにはまだ日本で発売していないブランド、製品が多数ありますので、今後は、そういう製品を日本の消費者の皆様に届けるために貢献していきたいと考えています。